松毬コロコロすとーんず沼に落ちちゃった

非ジャニオタによるスト担体験記

”芯”の人

本当は12月3日にあわせて更新したかったのですが、

FNSのルドルフを見ずして京本大我を語って良いはずがないのでは?

という気持ちになってしまったので、記事作成を見送っていました。

そして4日、京本ルドルフを無事に(無事では済まなかった)目撃した結果、

なにを書いたらいいのか、余計わかんなくなりました。

 

でもやっぱりお誕生日のときくらい、

メンバー個人への愛を語りたい。

ゴリゴリの箱推しマンだけど、

ひとりのことを深く考えてみたい。

 

長年きょもを応援してきた方々の熱意には遠く及ばないかもしれませんが、

筆者なりのファンレターにお付き合いいただけたらと思います。

ファンレターにしては随分と理屈っぽいけど、

そういう習性なのですみません……。

 

 

いつのまにか知っていた「二世」

 

なにがきっかけだったのかまったくもって思い出せないのですが、

京本政樹の息子がジャニーズにいる」

ということは、なぜか随分前から知っていた気がします。

もしかしたら、入所前に飛び入り参加したKAT-○UNコンの話題を

情報番組かなんかで見たのかもしれません……が、定かではない。

 

さらに、これもいつだったかわかりませんが、

なにかしらのバラエティ番組に出演していたのを見た際の印象は

「お父さんに似て変わった子だなぁ」

でした。

 

京本政樹氏の代表作と言えば、やっぱり「必殺仕事人」でしょう。

でも筆者にとっては「ウンナンの気分は上々」のイメージが強すぎて……。

ナンチャンに「悪魔」と恐れられた柳沢慎吾ですら振り回されてしまうほどの、

政樹さんの驚異のマイペースぶりが衝撃的だったんです、当時。

いや、待って、これ何年前の話……?

若い人ポカーンですよね。聞き流して!

 

まあそんなこんなでうっすら存在を認識していた二世タレントが、

SixTONESの一員だということを知ったのが今年の3月。

ma2boxxxxxx.hatenablog.com

詳しい経緯はこちら↑の記事に書いたのですが、

筆者は抵抗虚しくSixTONES沼にズドンしました。

 

ですので、自分が知っているきょもは

二世であることに既に折り合いをつけられているきょもだけです。

自撮りするパパの真似で率先してボケて、

事も無げに「偉大な父親」って言い切っちゃう息子さんだけです。

その境地に至るまでの彼の苦悩は知る由もありませんし、

知る必要もないのかな、って思います。

 

ただ、もし今後、SixTONES京本大我

ミュージカル俳優・京本大我を目撃しておきながら

「七光り」がどうのこうのと言ってくる輩が湧いてきたときに、

速攻でぶん殴るための拳だけは準備しておこうと思います(物騒)。

 

 

この手の記事は、「漢字一文字」を決めると無難にまとまる

京本大我を表す漢字一文字。

やっぱり「美」かなぁ〜〜〜とか思ってたら、

リアルサウンドさんに先を越されました。

realsound.jp

うんうん、そりゃそうだ。

そりゃあもう絶対的に「美」ですわ。

でもパクるわけにもいかないんで、別の字を考えました。

「姫」「白」「桃」「闇」「天然」「不思議」「あざとい」…………

いやもう一文字でも漢字でもなくなってるじゃん。

 

そんな感じで悩みながら迎えたFNS。

筆者は初めてミュージカル俳優・京本大我を目撃しました。

そして、歌の技巧は然る事乍ら、

芝居の巧さにも圧倒されてしまいました。

 

衣装やメイク、ハンドマイクは歌番組用のもので、

曲も短くアレンジされていたかと思います。それでも

闇、めちゃめちゃ広がった。

トートの妖しさと皇太子の葛藤が、

本物の通しの舞台に比べればほんの片鱗でしかないのでしょうが、

びしびしと伝わってきました。

「これ本当に自分が知ってるきょもか???」

「プリン山大作戦の子か??????」

などと考える余裕ができたのは2、3回視聴したあとでしたが、

画面に映っていた美しい青年は正しく「ルドルフ」だったんだと思います。

 

そして歌も、SixTONESの時とは違う「声楽」の声でしたね。

ベストアーティストと言い今回と言い、

最近はド緊張してるきょもばかり見ている気がしますが、

それを気取らせぬ堂々とした佇まいはさすがとしか言いようがない。

特に「王座!」から先の声の張りは、

歴戦のトート俳優を相手にしても力負けしていませんでしたし、

「皇帝ルドルフは立ち上がる」の瞳の煌めきとビブラート!

正面からアレを喰らっても平然としてられるのって、

トート(=死の概念の擬人化)くらいのもんでしょ!

 

いやぁ、京本大我、すごい。

すごいすごいとは思っていたけど、

彼の本当のすごさには触れられないものだと思っていたので

(筆者は基本的にミュージカル苦手で観られない人)

(この日のために耐性をつけるべく、

YouTubeにあった城田優さん版「闇が広がる」の公式動画を見まくった)

FNS歌謡祭様には本当に感謝です。

 

さて、京本ルドルフを体験した筆者は、改めて一文字を考えました。

「凄」でも「強」でも良かったんですが、最終的に選んだのは

「芯」の一文字。

「芯が通っている」とか「芯が強い」とかの「芯」が、

きょもにはぴったりなんじゃないかな、というお話です。

 

 

ビジュアルの「芯」

きょものお顔って、そりゃあもう

はちゃめちゃに可愛いわけですが、

パーツひとつひとつを取り出してみると、

目も鼻も割と大振りで、どっしりしていて、案外雄々しい。

なんでこの部品でこんなに可愛く仕上がるんだ? って不思議ですが、

やっぱりバランスがいいのかなと思います。

顔の中心(=芯)を基準に、

ほぼ左右均等に近い配置。

しかも10代の頃の写真と、ここ2、3年以内の写真を比べると、

均等具合に磨きがかかっているような気さえします。

 

それから体。

お育ち+舞台人としてのキャリアからくる姿勢の良さは、

まさに「一本芯が通っている」といった感じ。

そして踊ったときの、思わず目を奪われてしまう気高さとしなやかさは、

体の隅々、指の先に至るまで完璧に操れているからこそ、

魅せられるものなのでしょう。

 

 

メンタルの「芯」

アーティストチャンネルの

「Tokyo Drive Vol.2(https://youtu.be/IL6OX1NjzsM)」で、

かつて事務所を辞める寸前までいっていたことを明かしていた彼が、

その後なにを思って「エリザベート」のオーディションを受けるに至ったのか、

筆者は全然知らんわけですが、

並大抵の覚悟ではなかっただろうと容易に想像がつきます。

 

そして、少クラの蔵出し映像で見たSixTONES結成前の歌唱と、

最新の「Imitation Rain」、「闇が広がる」のパフォーマンスを比べれば、

歌に懸けた彼が血の滲むような努力を惜しまなかった事も一目瞭然です。

 

得てして「天才」と呼ばれる部類の人たちは、

努力を努力とも思わずにやってのけてしまうことが多々ありますが、

そんなもん、

芯が強くなきゃやってられるわけがない。

 

そして大抵の物語において、また、現実においても、

努力する天才は孤立しやすいというのが定説。

彼がSixTONES結成まで個人での活動が多かったというのも、

結成後も仕事への向き合い方の違いからなかなか馴染めずにいたというのも、

納得できてしまう気がします。

 

きょもと同じだけの努力をしろ、

というのをきょも以外の人間に言うのは酷でしょう。

でも、そんな彼にも今は信頼できる仲間がいる。

という話が、最後の項目になります。

 

SixTONESの「芯」

人数が偶数な上、

全員「俺がセンターだ」ヅラをしがち(褒めてる)なSixTONESには、

公式に定められたセンターはいません。

でも敢えて1人をセンターとするならば、それはやっぱりジェシーだと思います。

じゃあきょものポジションはなんなの? と問われたら、

筆者は「芯」だと答えます。

今さっき思いついたんですけど、

「前からそう思ってました」みたいな顔して答えます。

 

「芯」とはそもそも、どういう意味の言葉でしょうか。

大辞林第三版によれば、

しん【芯】

 
〔物の中央・中心の意〕
花の中心にある器官。雄しべや雌しべ。
〔原義は、灯心草とうしんぐさつまり藺のこと。その皮をはいだ心を用いたことから〕 ランプ・ろうそくなどの中央にある火をつける糸。

だそうです。

つまり「芯」とは、花の中心であり、光の中心。

 

これを聞いて、筆者と同じ映像を思い浮かべた方もいるんじゃないでしょうか。

そう、アレです。

「Amazing!!!!!!」の、きょものセリフっぽいパート。

「Hey, you. Regretさせないぜ」の、

5人がきょもを囲んで手をもじゃもじゃさせるとこ。

あのフォーメーション、完全に花弁と芯じゃないですか?

 

……うわぁ。

オタク特有のこじつけみたいなこと言っちゃいましたね。

「みたいな」っつーか、完全にこじつけですけど。

 

これじゃあんまりなんで、もうちょいまともなこと言います。

先ほどの大辞林先生には、実はもう一個「芯」の意味が載っていまして。 

それが 

草や木の、いちばん伸びる部分。 

なんです。

 

ジャニーズ制作ではない外部の舞台、

しかもこの国のミュージカルの最高峰とも呼べる作品で大いに磨かれ、

さらには来年、新作の座長という大役も控えているきょもは、

これまでずーっと伸び盛りだし、

これからますます伸び盛りでしょう。

でも、たったひとりで伸びているだけでは、「芯」とは言えない。

 

グループのメンバーが6人いる中、

1人だけがミュージカル界で結果を残している。

コレだけ聞くと、1人のレベルが突出し、

他の5人は引き立て役に徹しているような構成を想像してしまいそうですが、

そうはならないのが京本大我であり、そしてSixTONESなんですよね。

 

以前とある雑誌で北斗が、

「京本はSixTONESのパフォーマンスのレベルを底上げしてくれる存在」

というような旨のことを話していました。

おそらく他の4人だって、同じ気持ちでいるんだと思います。

 

つまり、京本大我の成長は、彼ひとりだけのものではない。

京本大我という「芯」が急成長を遂げれば、

それに負けじと枝も葉も伸びようとする。

結果として、SixTONESという立派な「大樹」が育つ。

 

もちろんこの「芯」の役割はきょもだけが担うものではなく、

メンバーの誰がどんな現場で活躍し、成長したとしても、

その全てはSixTONESという「大樹」に還元されることでしょう。

改めて、めちゃめちゃ良いチームだなと思います。

 

デビュー曲「Imitation Rain」の全貌はまだ明らかになっていませんが、

難曲であることは間違いありません。

この美しくも複雑な楽曲を、これからあらゆる場面で披露するにあたり、

要となってくるのはやはり、きょもの美声と歌唱力でしょう。

「芯」の役割には重圧がつきものですが、

それすらきっと飼い慣らしてくれるだろうと、

筆者は期待と信頼しかしていません。

 

「自分らしい音楽をいつまでも歌っていたい」

と語っていたきょも。

彼の歌声が世界に響き渡る日はそう遠くないと思います。

これからも、向上心の塊でいてください。

SixTONESが花開いたときの、とびきり美しい「芯」でいてください。

見たことのない景色を、6人で見てください。

筆者も必死でついていきます。

 

あらためまして。

京本大我さん。

お誕生日おめでとうございます。

大好きです。

あなたとあなたの大切な人の未来に、幸多からんことを。