”縄”の人
どうも大変ご無沙汰しております。
どのくらいご無沙汰かと言うと、
前回の記事が1月中旬です。
デビュー前のことですよ。
あれから三ヶ月半。
あんなことやこんなことやあ〜んなことが目白押しだったのに、
よくもまあだんまりを決め込んでいられたもんだな。(自責)
言い訳は多々あるんですけど、
そんなことに字数割いてもしょうがないんで本題に入りますね。
本日の記事のテーマは……
髙地優吾さんお誕生日おめでとう! です!
いったいいつの話をしてるんだ!!!!!!
この筆者、きょもの誕生日も遅刻したんですけど、
その比ではないレベルの大遅刻です。
いっそ開き直って言い訳しますけど、
考えれば考えるほど捉えにくくなるんですよ髙地優吾という沼は。
まじでいったい何者なんだ髙地優吾。
どこから来てどこへ行くんだ髙地優吾。
その謎を解き明かすべく、
我々探検隊はjungleの奥地へと足を踏み入れたのであった……
第一印象は「一般の子?」
『スクール革命!(以下スク革)』の放送が始まった頃、
筆者は土日祝日に休みが取れないタイプの企業で社畜をしていたので、
番組の存在は知っていても、視聴することは叶いませんでした。
日曜のお昼のウッチャンも見てみたかったんですけどね。
「まあ、ジャニーズの番組だからマストではないな」
なんてことも思っていた気がします。(小声)
そこからいろいろ(主に退社や退社とか退社など)あって、
初めてスク革を見た時のことはさすがに覚えていないんですが、
「一般の子がひとり映り込んでない?」
と思ったような記憶はあります。
当時の自分に「それ将来のお前の推しやで!」って言っても
絶対信じないでしょうね。
「あの子は番組のオーディションで選ばれた子なのよ」
と教えられました。
「ジャニーズだけど、Hey!Say!JUMPではないらしい」
というのも。
それを聞いても、「ふーん」くらいのものでした。
名前だって「たかち」なのか「こうち」なのかもわからない。
わからなくても、大して気になりませんでした。
「だからそれ、将来のお前の推しやで!!」
SixTONESの入り口
自分がSixTONESにハマった経緯についてはこちら↓で詳しく書いたのですが、
非ジャニオタの一般人がSixTONESを知るにあたっての入り口って
やっぱり髙地であることが多かったんじゃないかなって思います。
今はみんなそれぞれ地上波で活躍しているので、
入り口は均等に6カ所ある状態(末恐ろしい!)ですけども、
2019年初旬の時点では、テレビのレギュラーを持つ男がダントツに強かった。
たとえそれが関東ローカルだとしても……(めざせ全国放送!)
さて、そんな風に髙地を入り口にしてSixTONESに入信(!?)すると
どういうことになってしまうかというと、
まず初っ端に喰らうギャップがえげつない。
いつもオードリーの前の席でニコニコしてて、
たまにクイズを当ててしまってびっくりしてる純朴そうなあの子と、
暗い地下室みたいなとこで黒い服を身に纏い、
JAPONICA いま In my heartしているギラギラ大男集団が
どうしたって結びつかない。
「髙地くん、グレてしまったん……?」
って思ったこともあった気がします。
今となっては、
SixTONESと言えばギャップ。
「SixTONES」と書いて「ギャップ」と読む
くらいの認識になっていますけど、
ファーストギャップまで遡れば、そこには髙地がいるというわけです。
何者なんだ、髙地優吾
スク革が10周年で過去映像を放出してくれたおかげで、
筆者のような周回遅れのスト担でも
若かりし頃の髙地を目撃することができました。
初々しいなぁ。
あどけないなぁ。
というのが第一ですが、やはり浮かんでしまうのは
「一般人が紛れ込んでる」
という感想です。
出演者として番組に参加するぞ! という意気は正直感じられず、
ただそこにいて、ちょっと困った顔をしているだけ。
「オーディションには友達が勝手に応募した」
「ダンスも歌も嫌いでずっとやめたかった」
当時のことを振り返ったインタビューなどを見聞きしたのは最近のことですが、
「でしょうね!」と納得してしまったのは否めません。
ところが、そんな「お客さん」だった彼も、
今では立派なワイプ職人に。
食レポもクイズもリアクションもそつなくこなす、
即戦力バラエティタレントへと成長を遂げました。
一方本職では、
SixTONESで最もアイドルしている男として
笑顔とあざとさを振りまいています。
かと思いきや、
エロいときはちゃんとエロい。
スイッチ入るとめちゃめちゃSixTONESになるわけです。
そして言うまでもなく、
いじられリーダー
としての側面もあるわけで、
おいおい、一体幾つの顔を持っているんだ髙地優吾!
掴みどころがあるようでない。
掴んだと思ったらまた別の顔。
常に最高を更新し続けるのがSixTONESなので
当たり前っちゃ当たり前だけど、
底無し沼でもがいているこっちの身にもなってほしい(切実)。
そんな不思議な彼をもっと深く考察していくために、
キーワードとなる漢字一文字を選ぶことにしました。
「優」「笑」「黄」「穏」「陽」……
熟考すること1ヶ月超。
辿り着いた結論は……
髙地優吾は”縄”の人である。
ふざけてないです。
真面目にやってます。
どうか怒らないでもうちょっと先まで読んでください。
長いけど。
「棒と縄」の話
突然ですが、筆者は最近とあるゲームにハマっておりました。
そのゲームの世界観を形作る上での重要な思想として、
「棒と縄」というのがでてきたんです。
(※ここまででピンときた方は、
どうぞ遠慮なく血液グレネードを投げつけてください。)
曰く、「人類が最初に発明した道具は『棒』である」と。
ヒトは棒を持つことにより、
自分にとっての恐怖・脅威になるものを遠ざけることに成功した。
そしてその『棒』の進化の先に、拳銃や核爆弾も生まれたのだ、と。
さらにこの説は、
「人類が『棒』の次に発明した道具こそが『縄』である」と続きます。
ヒトは縄を使いこなすことにより、
自分が好むもの・大切にしたいものを引き寄せ、繋ぎ止めるのに成功したのだ、と。
この話を聞いて筆者は思ったわけです。
髙地優吾は縄師であるとともに、「縄そのもの」なのだと。
「何言ってんだこいつ?」と首を傾げた方は概ね正解ですが、
今しばらくお付き合いいただければ幸いです。
長いけど(2度目)。
世間とSixTONESを繋ぐ縄
前述の通り、
長年のバラエティレギュラーという類稀なポジションにより
SixTONESの入り口としての役割を存分に果たしている髙地ですが、
なにもそのキャリアだけが彼を入り口たらしめているわけではありません。
デカくて顔面が強くてパフォーマンスの圧もあるばっかりに、
ときとして強面大男軍団と見られがちなSixTONES。
そんな中にあっても、髙地は
「怖そう」という印象を人に与えることがありません。
もちろんSixTONESくんたちは
口を開けば相当なファニーガイなんですけども、
黙ってカッコつけてるとやっぱり近寄りがたいほど
「イケ」が「爆」してしまうんですよね。
そんなところが最高なんですけど、
果たして「アイドル」としてはどうなんだ? と。
そんなときこそ髙地の出番です。
彼が持つ柔和なオーラに、
世間は勝手に「親しみやすさ」を感じます。
「SixTONESって意外と怖くないかも?」
なんて思って近寄ってきます。
そして「なーんだ、6人とも陽気で優しいお兄ちゃんたちじゃないか」
と気づいた時にはそこは既に深い沼です。
もう手遅れなのです。
今年に入ってからは、
6人でのバラエティ出演やCM・ラジオのお仕事もあり、
SixTONESがファニーでキュートなナイスガイであることが
徐々に世間にもバレ始めています。
だからと言って髙地の役割が薄れるかっつーと
そんなことはまったくありません。
彼が10年間で培ってきた「縛る」……じゃなかった、
「繋ぐ」技術は、あちこちで発揮されているからです。
オーディエンスとSixTONESを繋ぐ縄
まず大前提として共感していただきたいところなんですが、
SixTONESのライブのセトリってめちゃくちゃじゃないですか。
ゴリッゴリのサウンドでバッチバッチにイケ散らかした直後に
爽やかコールアンドレスポンス曲ぶっ込んできたり、
アダルトセクシースタイリッシュ路線から
急にMr.ズドンがやってきたり。
いや、すごいよ?
すごいし楽しいけどさ。
感情が追いつかないのよ!
そんな場面において、髙地は滅法強い!
そのことがよくわかるのが、
超絶アウェイで臨んだ関コレです。
SixTONES @ KANSAI COLLECTION 2019 S/S | SECRET GUEST LIVE
この日のセトリは
1.JAPONICA STYLE
(MC)
2.Amazing!!!!!!
3.IN THE STORM
4."Laugh" In the LIFE
ほら、たった4曲でもめちゃくちゃですよ。
ギラッ! ギラッ! ギラッ!(強) からの
Clap your hands everybody!(穏) ですよ。
しかもこのときの"Laugh"〜は、スト担ですらよう知らん新曲ですよ?
しかもアウェイでシークレットゲストですよ?
強気にも程があるぜ。
6人のオーラと音楽性による「圧倒」。
からの、「さあ、みんなもこっちおいで!」的な親しみやすさ。
この切り替え役としての髙地の存在感は群を抜いていると思います。
もしやそれを想定した上で
最初の「Everybody say "OH!"」を髙地に割り振ったんじゃないか
って勘ぐってしまうほど、あそこで空気が変わります。
髙地のキラキラ笑顔と能天気な声色(褒めてる)で、
会場の空気がフワッと柔らかくなります。
「一緒に楽しんでいいんだ!」
「もっとワクワクしていいんだ!」
圧倒されていた初見のオーディエンスにそう思わせ、「繋ぐ」ことができたら、
「アイドル」として大勝利! というわけです。
ところで、
なんで髙地にはそんなことができるんでしょうか。
「笑顔担当だから」の一言では済ませられないなにかがあるはずなのですが、
筆者はそれを「ファン感覚の強さ」だと考えています。
髙地って、当然全然普通の人じゃないんですけど、
なぜか本人は自分のことを「普通」だと思ってる節があるじゃないですか。
それは『RIDE ON TIME』で零した
「SixTONESが大きくなりすぎて自分が置いていかれている」という本音だったり、
その他各種インタビュー等からも感じ取れますよね。
ファンはその度に「そんなことないよぉおっ!」って叫んどるわけですが、
このある種の「劣等感」に近い感情と、
メンバー5人に対する「リスペクト」こそが、
髙地の「ファン感覚」を研ぎ澄まし、
巡り巡って彼の「強み」になっているような気がするのです。
今年1月の横浜アリーナで、
筆者はその最たる一例とも呼べるシーンに遭遇しました。
ボケ倒しのMCの直後の曲が、
しっとり歌い上げる系の「Beautiful Life」だったんですが、
(またも無茶なセトリ)
アリーナ外周を回るトロッコに乗った髙地が、
丁度筆者たちがいたエリアに止まったんです。
そしてきょもがロングトーンを披露する場面になると、
急に髙地が芝居がかり始めます(褒めてる)。
きょもの美声が元の譜面を超えて長く伸びだすと、
髙地は驚いたような顔になり、
背後の遠い位置にいるきょもの方へ耳を澄まし(顔は前を向いたまま)、
美しいビブラートに聞き惚れるように微笑み、
最後には胸の前で小さく「パチパチ」と拍手をしました。
「あざといっ!!」
ってのが正直な最初の感想でしたが、
この瞬間たしかに、あのエリアにいた観客と髙地は
見えない縄で繋がっていたんだと思います。
だって髙地が見せてくれた表情は
「ファンそのもの」だったんですから。
SixTONESのことが大好きで、リスペクトしているから、
その気持ちをみんなとも共有したい。分かち合いたい。
髙地のそんな想いが滲み出ていたのでしょう。
筆者並びにあの場にいたみなさんもきっと、
髙地と一緒にきょもの美声に聞き惚れたあの幸せな時間のことを
一生忘れないと思います。
共演者とSixTONESを繋ぐ縄
ここからは、よりテクニカルな面で髙地を褒めていきたいと思います。
具体的に言うと
バラエティ歴10年は伊達じゃねぇ!
って話です。
わかりやすく髙地の経験が生きたのは、
やっぱり正月の『しゃべくり007』じゃないでしょうか。
「出るときは出る、引くときは引く」という
基礎的だけれどきっとものすごく難しい技術を面白おかしく見せつけ、
しゃべくりメンバーのお歴々をしっかり笑わせていた勇姿たるや。
見ていてめっちゃ気持ちよかったですよね。
しかし一方、髙地の真髄が現れていたのは彼のターンだけではありませんでした。
全編を通して
ガヤ芸人としてのスキルが異常に高い。
常になんか喋ってる。
間が空いたら繋ぎの一言、盛り上がったらさらに火を注ぐ一言。
さすが「ザキヤマの弟子」と言われるだけのことはある。(言われてたっけ?)
さらに印象的だったのは
地味だけどナイスすぎるアシストの数々でした。
あの日のSixTONESは6人全員がお互いをすかさずフォローし合う
神憑り的なチームワークを見せていましたが、
慎太郎の空手のくだりは髙地なくして成立しなかったのでは? とさえ思います。
あのターンはまだ番組の序盤で、
SixTONES側はまだエンジンがかかりきっていない状況でした。
しかし歴戦のしゃべくりレギュラー陣は既にエンジン全開。
若手アイドルをダシにして好き勝手はしゃぎ始めている場面でした。
今の言い方だとすごく語弊がありますけど、
ゲストそっちのけで楽しくなっちゃうお笑いモンスターたちを見られるのが
あの番組の醍醐味でもあるわけです。
そんなおじさんたちの独壇場に如何に食らいついていけるか。
そこが勝負の分かれ道だったはずです。
戸惑う慎太郎に「いけ! いけ!」と指示を出した髙地は
さながら名監督でした。
あと個人的にすげぇなって思ったのは、「板割り」のくだり。
「板割り」と「労り」をかけた高難度の言葉遊びに
スタジオの大多数が「?」となっていたとき、
「風邪ひいてるからって労わらなくていいから!」
と言ってのけた髙地。
あの鶴の一声が、有田さん&泰造さんと慎太郎を繋ぎ、
労りコントへと発展させたわけですから、
あの日の髙地は神でしたマジで。
もちろんそんな髙地のアシストからガンガン得点を決めた
慎太郎のストライカーぶりも凄かったですけど、
点をとってくれると信じているからこそのアシストなわけですから、
とんでもない信頼関係だなってしみじみしちゃいました。
そんな「共演者とSixTONESを繋ぐ縄」の役割をも果たせる髙地ですが、
直近だとラジオの話題を語らずにはいられません。
あの「ゆごほくリトルトゥースだった事件」です。
自身がリトルトゥースであることなんてそれまで匂わせてもいなかったのに、
注目度が高いであろう初回に突然発表。
北斗とふたりがかりで1時間半随所随所にリトルトゥースアピールを捻じ込み、
「ANNブランド」のファンの心を少なからず開かせることに成功したはずです。
そして極め付けは
押しも押されもせぬ超人気番組『オードリーのオールナイトニッポン』への乱入!
あそこで遠慮せずにグイグイ行けたのは、
やはり『スク革』という繋がりがあったから。
しかし、髙地はただコネを利用しただけではなく、去り際
「リトルトゥースこういうの嫌いかも(笑)」
という一言をちゃっかり電波に乗せてから退場したんですよ。
これはすごーく得点高かったんじゃないかなって思います。
北斗のガチリスナーっぷりも含め、
口先だけのリトルトゥースじゃないってことが
全国のリトルトゥースに伝わったわけですから。
「SixTONES、贔屓したいね」
って思ってくれた人は少なからずいるはずで、
それが走り始めたばかりの『SixTONESANN』にとって
どれだけ心強い存在となるかは計り知れません。
共演者とそのファンまで繋いだ髙地は偉い!(ベタ褒め)
スタッフさんとSixTONESを繋ぐ縄
ジャニーズ事務所にとって未曾有の挑戦だったYouTube進出。
Jr.チャンネルにおいてSixTONESの再生回数が抜きん出ていたことは
わざわざ語るまでもないと思いますが、
その立役者となったのは
Jr.(当時)としてはダントツで「収録の現場」を知っていた男、
髙地優吾に他ならないんじゃないかと筆者は考えています。
進行とツッコミという大役を任されているのは樹ですが、
髙地は目立たない部分での配慮であったり気遣いであったりが細やかで、
とにかくスタッフさん=玄人ウケがすごい。
Jr.チャンネル時代の最後の動画となった生ストラジでは、
6人それぞれの活躍をまとめたVTRの観賞会が行われましたが、
ここで髙地は「率先してスタッフに手を貸す優しい男」と
絶賛されていました。
しかし彼の玄人ウケは「優しさ」からくるものだけではありません。
ちょっと話を変えます。
って訊かれたら、三日三晩悩んでも答えが出せないんですが、
って訊かれたら「10万円アポなしのFINAL!」って元気に即答します。
SixTONES【10万円アポなし旅】1泊2日弾丸バスツアーFINAL!
筆者が大好きな編集は、この動画の10:27付近。
ほうとう屋さんの取材OKをいただき、
準備ができるまで待つことになった一行。
すると髙地が
「外観インサート撮っとこ今のうちに」
と言います。
その後、左下に「田中樹撮影」と表記された状態で
ほうとう屋さんのユニークな外観が映され、
「ちょっとの待ち時間もじっとしてられない大男たち」と続きます。
この動画を初めて見たときに筆者が思ったことは、
①この子たちはインサートまで自分たち主動で撮ろうとするんかい!
②オフの声も残して編集するんかい!
の2点でした。
まず①に関してはそのまんまです。
大人たちに言われるがままに進行するのではなく、
いま何が必要とされているか、自分たちで考えて行動に移す、
その姿に単純に感心しました。
そりゃYouTuberだったらみんな当たり前にやってることなんでしょうけど、
Jr.チャンネルに関しては
「演者=アイドル、制作=YouTube」という図式が正直色濃い。
そんな中、制作側としての意識もしっかり持って活動しているSixTONES、
特にバラエティの申し子髙地の感覚の鋭さが
このワンシーンに滲み出ている気がします。
そして②。
ぶっちゃけインサートはタレントが入店した後にでも
スタッフがちゃっと撮影してそっと挟み込んでおけばよかったと思うんです。
でもこの動画においてディレクターさんは、
わざわざ髙地の声を編集で残し、
わざわざインサート画像の撮影者が樹であることを明記し、
わざわざこの13秒ほどのくだりを視聴者に見せてくれた。
決して撮れ高が足りなかったわけではないでしょう。
泣く泣くカットした場面もあったかもしれません。
それでも髙地のインサート発言を残したのはなぜか。
これは筆者の憶測に過ぎませんが、
単純に自慢したかったんじゃないかな
って思います。
「SixTONESの髙地優吾は
こんなにもスタッフ思いで、仕事ができる男なんだぞ!」
ってことを世間に知らしめたいがための編集だった。
そう考えるのが一番しっくりくると思いませんか?
さらにこのインサート発言、
ごく最近の動画でもありましたよね。
原宿散歩のたこ焼き屋さんのくだりです。
SixTONES - Harajuku Walk - 原宿散歩してみた
ここでも髙地が
「インサートインサート先にインサート」
と言っているのを切らずに、
美味しそうなたこ焼きの映像にかぶせています。
正直このセリフ、無くても全然成立します。
それでも残してくれるのは
制作陣からの愛以外のなんだっていうんだ。
髙地は「自分が自分が!」と前に出るタイプではありません。
そして活躍の場面もあまり派手じゃなかったり、玄人好みだったりします。
ただそれだけだったら「地味」で終わってしまうところですが、
彼には誰に対しても分け隔てなく発揮される「優しさ」という
抜群の武器があります。
だからこそ、
周りの人間が彼のことを押し上げてあげたくなってしまう。
これってなかなか得ようと思っても得られない援護ですよね。
髙地自身にそのつもりはなくとも、
彼の笑顔と優しさと機転に絆されたプロフェッショナルたちが、
自然と側に寄ってきて、離れず見守り、時に押し上げてくれる。
SixTONESは総じて業界支持率・業界内好感度が高いと
筆者は勝手に確信していますが、
そうなっている要因のひとつとして髙地の
スタッフさんとSixTONESを繋ぐ縄としての役割が
欠かせないのではないでしょうか。
SixTONESの6人を繋ぐ縄
嵐のリーダー大野くんのお茶目な采配により、
突如としてSixTONESのリーダーに就任してしまった髙地。
しかしその後すぐに
キャプテン、ボス、会長、主将、代表が就任し
なんならリーダーが一番立場弱いじゃねぇか!
という鮮やかなオチがつきました。
なんともSixTONESらしいエピソードです。
6人の中で一番お兄ちゃんだけど、
一番後輩で、いじられキャラ。
根っからの弟気質の大男が集まったグループの中で、
髙地は5人に程よく舐められつつ、
絶大な信頼でもって甘えられている存在なんだろう
と筆者は思います。
「いじり」と「いじめ」の境界線を判断するのは非常に難しいですが、
最もわかりやすいポイントは、
「いじられている本人が嫌がっていないかどうか」になってくるでしょう。
その点において、
髙地の笑顔と包容力は見ている人に安心感を与えます。
それでも、見る人の心のコンディションによっては
「かわいそう」という評価もされてしまいがち。
しかしそこで終わらないのが髙地優吾。
雑誌やラジオ、ブログにおいて自らの言葉で
「いじってくれた人に損をさせないようにしたい(意訳)」
「もっと上手にいじられるようになりたい(意訳)」
と発信し、最近では
「(ANNリスナーからの)新手のいじりに対応できなくて申し訳ない(意訳)」
「頑張って技術を習得するからガンガンいじってください(意訳)」
とまで言ってのけました。
「プロいじられ師」としての意識があまりにも高すぎる。
ここまで自分のポジションに誇りを持って臨もうとしている人に
「かわいそう」なんて言うのは寧ろ野暮なんじゃねーかな
って筆者なんかは思ってしまいます。
まあもちろん髙地のことを雑に意地悪くいじる奴が現れたら
全力でぶん殴りに行きますけどね。(パッキャオくらいの手数で)
さて、ちょっと横道に逸れたので
SixTONES6人のことに話を戻しましょう。
筆者が知っているSixTONESはYouTube以降の彼らだけなので、
それ以前の5人が髙地をどう扱っていたのかは知る由もありません。
今の関係性に落ち着くまでには、
語り尽くせぬほどの紆余曲折があったことでしょう。
しかし現状のみを切り取って見ても、
ジェシーは髙地が好き過ぎて愛が重いレベルだし、
きょも坊ちゃんと当たり強めでやり合えるのは髙地だけだし、
北斗とは最早熟年夫婦の域に達しているし、
樹は自分がボケたくなるとツッコミを髙地にぶん投げるし、
慎太郎とウニ食いに行くところは意外と想像できる気がするし、
とにかくなにが言いたいかって、
5人と髙地を繋ぐ縄(またの名を愛)がいつもしっかり見えているから、
いじりも安心して見ていられるということです。
「縄」とは、
自分が好むもの・大切にしたいものを引き寄せ、繋ぎ止めるための道具である。
改めてその定義に立ち返ると、
『RIDE ON TIME』で髙地が語った
「SixTONESがなくなったら最悪です。(中略)
俺がそうさせない。なんとしてでも止める」
という決意がより一層力強く、頼もしく聞こえます。
彼ならば、普段は「なにもしないリーダー」としてのほほんとしていても、
いざというときには「縄師」として、
愛する者たちを繋ぎ止めてくれることでしょう。
優しく、されど絶対に解けない縄で縛っている髙地。
これからもずっとずっと、その縄を離さずにいてね。
あらためまして。
髙地優吾さん。
お誕生日おめでとうございました。
大好きです。
あなたとあなたの大切な人の未来に、幸多からんことを。