松毬コロコロすとーんず沼に落ちちゃった

非ジャニオタによるスト担体験記

Love music×SixTONESに見たマーケティングの可能性

どうも。

ブログに書きたいことが多すぎて睡眠時間ぶっ飛び気味の松ぼっくりです。

スト担の皆皆様におかれましては、ちゃんと寝てます?

特に日曜の深夜、眠れました?

筆者は完全に”夜明けまでLet the music rock”でした。

 

放送日時が異なっていた地域の皆様、無事にらぱぱんできましたか?

まだできてなかったらネタバレになっちゃって申し訳ないんですけど、

堪え性が無いので早速「Love music」について振り返りたいと思います。

 

 

新星にも程がある!

ついに「ジャニーズの新星」として「Love music」に放たれたSixTONES

圧巻でしたね。

 

まず紹介VTRが思いの外長くて、いろんな映像を丁寧に繋いでくださっていて、

この時点で感動。

使ってるのは単独アーティストチャンネルのドライブ企画なのに、

右上には「提供:ジャニーズJr.チャンネル」とか書かれちゃってるあたりは

「そういうとこだぞふじてれび〜〜〜!」

ってなりましたけど、愛は感じました。ありがとうございます!

 

そしてインタビュー。

若干緊張気味の6人にこちらの背筋まで伸びましたが、

相変わらずのブレないコメントを力強く言い切ってくれて、

とても誇らしい気持ちになりました。

普通6人もいたら2、3人喋らず相槌打ってるだけの人がいてもおかしくないのに、

全員均等に喋りましたね。

他所行きの顔はしてても、そこはさすがおしゃべりモンスターでした。

 

ライブは、なんかもう、

すんげぇかっこよかったなぁーって。

語彙力溶け過ぎなんですけどしょうがない。

音の被せは相変わらず気になるところですが、

先輩デビュー組でもほとんどやってない生歌をやらせてもらえるようになるには

まだちょっとかかるのかなぁとか思いました。

トークでは神妙にしてたのに、曲始まったら別人のように堂々としちゃって。

音楽が鳴ってるときのSixTONESは無敵!

ってテンション上がりました。

 

装置も照明もはちゃめちゃにかっこよくて、

これがSixTONESで、これがRAM-PAM-PAMです!

って感じの見せ方をしてくださいました。これにはもう

「さすがフジテレビー!!」

って。やっぱり音楽班の強さは健在ですね。

 

あっという間に終わってしまった放送直後も、

Twitter、しばらく盛り上がってましたね。

なんてったっていろんな人たちにSixTONESが刺さっちゃいましたから。

もちろんパフォーマンスもすごかったけど、この現象がなによりも嬉しくて、

一睡もできなかった要因は寧ろこっちにあったんじゃないかって。

だっていろいろ考えちゃったんですよ。

今後のマーケティングの展望とか……。

 

感想はこの辺にして、今日も長い話を始めます。今回は

地上波音楽番組の現状と、

ほぼ確定したかもしれない「SixTONESが刺さりやすい層」について考えます!

 

 

音楽番組の思い出

 

前回の記事では「マス」だの「コア」だのっていう話をしつこいくらいしました。

ma2boxxxxxx.hatenablog.com

読んでねーよって方も多いと思いますので掻い摘んでまとめると、

  • テレビは「マス・メディア」だが、「マス(=大衆)」に向けた番組は減り、「コア」向けの番組が増えている傾向にある
  • 「コア」向けのメディアに出演・掲載されることは、「マス」に比べれば地味で地道かもしれないが、新たなファン層を開拓する上では有効である

なんていう辺りを把握しておいていただければ大丈夫です。

 

さて、ここからは急に思い出話に移ります。

筆者が若かりし頃、まだテレビが一番強かった時代、

ゴールデンタイムの「マス」向け音楽番組にみんな夢中でした。

Mステ・うたばん・HEY!HEY!HEY!の三強時代です。

当時は音楽業界も元気でしたからね。

これらの人気番組からたくさんのスターが生まれたわけです。

 

ところが2019年現在、生き残っているのはMステのみ。

うたばんは2010年、HEY!HEY!HEY!は2012年に終了してしまいました。

当時「終わっちゃうらしい」と聞いたときは寂しい気持ちになったのですが、

じゃあその頃毎週ちゃんと見てた? って訊かれたら、見てませんでした。

小中高生のときは必死で見てたのにね。

 

筆者がゴールデンの歌番組から離れてしまった要因は、まずは単純に

大人になって忙しくなったから。

それに加え、

出演者のラインナップが自分の好みと合わなくなってきたから

というのもありました。

 

筆者は元々バンドが好きです。

自分たちで作った曲を、自分たちの楽器で演奏する人たちが好きです。

とは言っても別に詳しくもなんともなくて、

よく聴いたのはミスチルとかアジカンとかWEEZERとか東京事変とかの有名どころ。

最近だとマンウィズとかKingGnuとかも気になってはいるけれど、

なんかハマるタイミングを逃しちゃいました。

「広く浅くバンドサウンドを聞き流していたい人」だと思ってください。

 

話をうたばんとHEY!×3に戻します。

この番組はふたつとも共通して、

ライブパフォーマンスとトークバラエティの融合

というところに力を入れていました。

となると強いのはやっぱりアイドルや、いじりやすい個性のソロシンガーです。

 

バンドマンってほら、基本的に喋れないじゃないですか。

上手く会話で表現できないから歌ってるみたいな人多いし。

喋らせてみたら「こいつやべぇぞ……」ってなる人も多いし。

もちろん例外もいましたけどね。ミスチルとか結構喋ってたし(主にドラム)。

だけど喋れるベテランバンドに限って、だんだんテレビ露出を減らす……。

 

うたばん・HEY!×3の晩年は、

ゲストの多くがアイドルに占められていた印象があります。

ジャニーズを筆頭に、AKBグループやK-POP

アイドルじゃないけどLDH系、といった具合で。

生ライブを信条にしていたMステですら、「今週はバンド0」って日が増え、

いつのまにか口パクも解禁されてしまい、VTRコーナーの時間が伸び……

愚痴っぽくなってしまいましたが、

そんなこんなで筆者はゴールデンの歌番組から離れました。

今では、気になる人が出ている時だけMステを見る程度です。

 

 

音楽番組の「マス」と「コア」

 

現役のレギュラー音楽番組で「マス」への波及力が残っているのは

やっぱりMステでしょう。

しかしこれも今秋の枠移動の影響でどう転ぶかはまだちょっとわかりません。

 

レギュラー番組の減少が要因かはわかりませんが、ここ数年各局は

夏休みや年末などに放送される「大型音楽特番」に力を注いでいますよね。

長時間化が著しく、最初は3時間スペシャルでも長いと思ったのに、

5時間、7時間、10時間……と、歯止めが効かない感じになっていて面白いです。

 

伝統ある「FNS歌謡祭」を筆頭に、

日テレ系の「ベストアーティスト」(THE MUSIC DAYに名称変わったのかな?)

TBS系の「音楽の日

テレ朝系の「ミュージックステーションウルトラFES」

そしてNHK紅白歌合戦

このあたりの番組はあらゆる層が見ますから、

「マス」向けであると断言できるでしょう。

 

さて、一方深夜帯の音楽番組もなかなか面白い感じになっています。

老舗の「COUNT DOWN TV」は幅広いジャンルのアーティストが登場しますが、

NHK「SONGS」は1組のアーティストを深く掘り下げるまさに「コア」向け。

日テレ系「バズリズム」は、普段あんまりテレビに出ない大物を

がっつりトークコーナーに引っ張り出したりしたかと思えば、

マニアックな無名バンドを次々紹介し、でっかいフェスも主催しちゃったりして、

「深夜にしてはめちゃめちゃ元気だな?」って印象があります。

そしてもうひとつ。

今回大変お世話になりましたフジ系「Love music」も、興味深い番組です。

 

 

「ギリギリで地上波」な「コア」番組

正直に申告すると、

筆者は「Love music」を3回(4回?)しか観たことがありません。

はっきり覚えているのは、

慎太郎が「監察医 朝顔」の番宣で刑事感を出していた回と、

予告目当てで見た先週、

そしてSixTONES出演の今週です。

 

たったの3回と、あとは補足でちょっと調べただけなんですが、

それだけでもはっきりとわかってしまうほど、

「Love music」のメインターゲットはギュッと絞られているような気がします。

それは

「バンド好き」の人たち

なのではないでしょうか。

 

短い動画コーナーも合わせると、1時間の中で紹介されるアーティストの数は

数えてないけど相当多い。

そしてそのほとんどがバンド。

ライブアーティストに選ばれるバンドも、

期待の新人から燻銀のベテランまで実に多彩です。

ストレイテナーめちゃめちゃ懐かしかった……大昔に横アリで見たなぁ……。)

 

もちろんバンドだけじゃなく、ソロのシンガーソングライターの方も多いようです。

それに先週のBiSHさんのようなアイドルも。

でもBiSHさんって名目上はアイドルだけど、ものすごく攻めていて、

アイドルらしい振る舞いよりも、

楽曲の良さや音楽表現の巧みさで注目されている人たちですよね。

 

まあ要するに、バンドであれシンガーであれアイドルであれ、

「Love music」のキャスティングは

「コア」でマニアックな音楽ファン(とくにバンド好き)に刺さること

を念頭においてなされているような気がします。

そう考えると、

ジャニーズの異端児SixTONESが呼んでいただけたのも納得。

 

ここで余談ですが、MCを務めている森高千里さんについて。

森高さんってどうしてもあの美しいお顔と美脚、そしてミニスカ! って印象が強く、

往年のスーパーアイドル(まだ現役)って思われがちかもしれませんが、

実は作詞作曲にギター、ベース、ピアノにドラムとなんでもできちゃう

ガッッチガチのミュージシャンでいらっしゃいますからね。

音楽性重視の番組MCにピッタリの御方です。

 

さて、今週の「Love music」に話を戻します。

筆者がSixTONES以外で一番強いインパクトを受けた場面が、冒頭にありました。

トークゲストとして来ていた若手の俳優さんと女優さんに対し、

アンジャッシュ渡部さんがいきなり雑なフリで番宣を促しましたね。

ちゃっちゃと番宣終わらせて、本題の音楽の話をはじめろ!

とでも言わんばかりに。あれにはめちゃめちゃ笑ってしまいました。

 

その指示通り秒殺で番宣を終わらせたゲスト2人は、

残り時間丸々、本当に音楽の話しかしませんでした。

しかも間宮さんに関しては? ライブハウスでSuchmosと友達になった?

え? 対バンしたの? がちがちのバンドマン(元)じゃん!

びっくりするとともにすごく好感度が上がりました(チョロい)。

そして同時に

どんだけマニアックな番組だよ……と。

 

そこまでいったらもういっそ番宣なんて呼ばなきゃいいんじゃないの?

って思うんですが、多分そこが番組が地上波にとどまっておける鍵。

番宣ゲストを呼ぶのをやめてしまうと、

「局に対する貢献度」みたいなバロメーターがグンと下がって、

BSフジにお引越しさせられてしまうんじゃなかろうか……?

「Love music」は、

地上波でいられるのがギリギリなレベルで「コア」な番組だと言えるでしょう。

 

 

薄々そんなような気はしていた……

三ヶ月前、散々悪足掻きしながらも結局SixTONESにずどーんしてしまった筆者。

今まで見向きもしなかったジャニーズに突然ハマったことに困惑し、

似たような目に遭っているお仲間はいないだろうか

と、半ば藁にも縋る思いで探していました。

すると……

いるわいるわ、結構いる。

 

Twitterで検索するとちょいちょい引っかかるし、

ハマった経緯まで事細かにブログに書いてらっしゃる方もかなり。

首捥げるんじゃねーかってくらい頷きながら拝読させていただきました。

 

そうして過ごすうち、筆者はなんとなく、あることに気付きます。

「いろんな沼の住人がSixTONESに落ちているが、

特に多い沼ジャンルがあるぞ」と。

その3大沼が、

ハロプロ・バンド・二次元

です。

 

もちろん統計を取ったわけじゃないですからデータなんぞありませんが、

「あー、わかる」って思いません??

なんだかやたらみかけるんですよ。

モー娘。やアンジェルムから来たみなさん。

ロキノンに青春捧げたキッズや、敬虔なバンギャのみなさん。

あとやたらツイートにキレのある二次元オタ……。

 

もし筆者のこの仮説が正しくて、

バンド好きにはSixTONESが刺さりやすい

という傾向があるのだとすれば、

その層を狙って製作されている「Love music」出演は大きなチャンスだぞ……?

そんなことを密かに考えながら迎えた放送後、筆者は叫びました。

「やっぱりね!」って。

 

SixTONESは、圧倒的にビジュがいい。

その上キャラも立っていて、サービス精神も旺盛。

三拍子揃った、歴としたジャニーズアイドルです。

でもやっぱりどうしても、

異常な程に楽曲が良い。

そしてその楽曲を表現するセンスとスキルが半端ない。

普段バンドとか洋楽ばかり聴いている耳の肥えたお客さんの目にも、

アイドル<<<アーティスト

として映るんだと思います。

ジャニーズ事務所、とんでもない秘密兵器隠し持ってやがった!」

ってなるんだと思います。

 

些か強引ではありますが、 

SixTONESはバンド好きに刺さりやすい」

というのは、ほぼ確定で良いんじゃないでしょうか……?

 

 

ターゲットは絞れた

どの層に刺さるかがわかったら、マーケティング戦略も考えやすくなります。

いやいや、なんでいちファンのお前がそこまで考えるんだよ!

って話なんですけども。

夢が広がっちゃってしょうがないので、もうちょっと喋らせてください。

 

まずは今後出て欲しいテレビについて。

筆者の一押しは前述の「バズリズム」です。

この番組も「Love music」と近い視聴者層を有していると思われますが、

バラエティ色が強めで、ジャニーズの先輩も多く出演しています。

トークに呼んでもらえれば、面白い方のSixTONESも知ってもらえますしね。

 

そしてデビューしたら「Love music」にもう一回出て欲しい。

今度はトーク付きで、がっつり音楽の話をしてほしい。

みんな好きな音楽バラバラだから絶対楽しいよ。

 

もちろん「FNS歌謡祭」にも出て欲しいですけども、

「FNSは見ないけどLove musicは見る」みたいなことを言う層にこそ

逆に刺さりやすいような気がするんだよなぁ……。

 

あとはいつか「Mステ」で生放送・生歌をぶちかまし

心臓の強さ見せつけて欲しい。

 

次は雑誌。

お願いだから早く「ROCKIN'ON JAPAN」に見つかってくれ!!

欅坂の平手ちゃんみたいに!!

それから「音楽と人」も!!

こちらのサイトに書いてある「音楽と人」の紹介文、

www.fujisan.co.jp

ロックを中心に取り上げながらも、アイドルや俳優など、意思を持って唄うアーティストを積極的に取り上げ、その<人間力>を強く伝えようとしている音楽雑誌です。

こんなのSixTONESにぴったりじゃん!

 

音楽雑誌に載ってその購買層の人たちに「おっ?」ってなってほしいし、

なにより筆者が楽曲制作の話が聞きた過ぎて堪らないので

本当にどうにかならないだろうか。

 

あと今初めて知ったんですけど、ジャニーズ御用達の

「QLAP!」と「BEST STAGE」も出版社は「音楽と人」でしたね。

本当にどうにかならないだろうか。(二度目)

 

そしてゆくゆくは……

フェスに出て欲しい!!!!!!(大声)

 

少クラでRAM-PAM-PAMが初披露されたとき、

筆者はこんなツイートをしました。

 

これに似たことが日曜の深夜のテレビで起こったと思うんですよ。

「今週はジャニーズも出るんか」って特に注視もせずスマホとかいじってた視聴者が、

RAM-PAM-PAMのサウンドで顔を上げて、

「え!? これホントにジャニーズ!?」ってなった。

SixTONESかっこいいじゃん!」ってなった。

ほぼ妄想ですけど!!

あながち外してはないと思う!!

 

野外ステージで青空の下、超満員のオーディエンスを揺らしまくる6人の大男。

……見えたな。

 

 

描ける夢はきっと叶うかな

この手の妄想が大好物なのでひとりで勝手に盛り上がってしまいましたが、

そもそもそのためのブログなので。

巻き込まれてしまった読者の方には申し訳ないです。

 

一度誰かが大規模に調べてくれないかなぁ。

スト担がストにハマる前にハマっていた

or現在も同時にハマっている沼のジャンル。

おそらくほとんどは生粋のジャニーズファンの方々なんだろうけど、

もし1000人くらい回答集められたら結構面白そうだなって。

「この層に刺さるなら、この番組に要望出そう!」

って参考にできたりするかもしれないし。

あとデビュー前の今とデビュー後に同じ調査して結果比べるのも面白そう。

誰かやってくれないかな(他力本願)

 

 

さて、長くなりましたが今回はこの辺で。

次回ですが、今度はちょっとドキュメンタリー色の強いレポートをば。

実は今週末、ジャニーズとは無縁の人生を送ってきた友人を招いて、

字数にして15000字、パワポスライド80枚超えの

ガチ過ぎるSixTONESプレゼン大会を開催する予定なので

そのご報告ができたらと考えております。

友人の反応がイマイチ、っつーかドン引きされたらお蔵入りです!

全然違う話が始まったら察してください。

プレゼン頑張ります!

隣の芝生は果たしてそんなに青いのか

前回のブログが思いの外たくさんの方に読んでいただけたようで、

まさかそんなことになるとは思ってもいなかった筆者は

ビビり散らかしております。

でも生意気に次回予告までしてしまったのでね、

ここは引き下がらずに、

(誰も読んでないから怖くない! と思い込んで、)

好き勝手に長い文章を書いていこうと思います。

 

でもこれね、実は2回目なんですよ。

下書き消えちゃったので。うふふ。

5千字ほど。あっはっは。

 

てなわけで、保存ボタンをこまめにクリックしながら書く今回のテーマは

SixTONESの雑誌無双から考察するなんちゃってメディア論!

モヤモヤすることもあるけれど、まあ気にすることはないさ! ってお話です。

(ここで保存)

 

雑誌に強いぞ! SixTONESくん!

 

嬉しい悲鳴ってまさにこういうことだなって思います。

スト担ほぼ全員叫んでるでしょう?

SixTONES雑誌出過ぎぃ!!

って。

表紙、連載、ピンナップ、表紙、緊急取材、表紙、特集、表紙……

そんなに追いかけきれないよぉ!(ニヤつきながら)

 

続々と発表される嬉しいお知らせの中でも、特に最近話題を席巻したのは

Mgirl と GLITTER

じゃないでしょうか。

 

恥ずかしながら筆者はアートにもファッションにも疎いので、

「その雑誌is何?」というところからのスタートになるんですが、

親切なスト担さんが丁寧かつ興奮気味に解説してくださったおかげで

「なるほどすげぇ! SixTONESやべぇ!」

と、どうにか話題に食らいついていけています。

 

Mgirlに関しては、蜷川実花氏ご本人による「エゴサしてます」発言に端を発した

「我等の推しを撮ってくれ! 第1回・各種オタクによる大プレゼン大会!!」

が大盛り上がりを見せる中、

実はもうSixTONESは撮了していた

っていうとんでもねぇオチがつきましたね。

しかも起用の発端はアシスタントさん(スト担)による猛プッシュだったとか。

いやいや待って、スト担強過ぎるにも程があるでしょ(愛す)

 

そしてGLITTER表紙!

樹の単独掲載からまだそんなに経ってないのに、えらいスピード出世ですよ。

これはジャニーズ初の快挙であり、

しかも、男性のみが表紙を飾ること自体がそもそも極めて稀だとか。

海外セレブと攻めのファッションを愛するGLITTERの読者層にも刺さるなんて、

いやはやとんでもねぇ男たちだぜ……

 

 

隣の芝生が青く見えてしまう問題

 

Mgirlの掲載が告知されたその日に、こんな記事が出ましたね。

news.nifty.com

これ、中身を最後までちゃんと読めば、

ありとあらゆるジャニーズグループのファンが一斉に声を上げた

ということがわかるのですが、

見出しに載ったSn○wManがどうしても目立つ結果となってしまいました。

それに実際のところ、そういう発言をなさったスノ担さんが多かったのも事実。

 

これは別に「二匹目のドジョウを狙ってる」だとか

SixTONESの真似」とかいうことじゃなく、ほとんどの方はただ純粋に

美しい推しが見たい

という気持ちを表しただけなんだと思います。

ですが、

なんだかちょっとモヤモヤしてしまったスト担さんの気持ちもわかる……。

 

一方スト担の中にも、

地上波のバラエティにたくさんゲスト出演しているSn○wManが羨ましい!

という人はたくさんいます。

最近だとネプリーグなんかがそうですね。

 

うんうん、わかるよ。

だってテレビってなんかすごそうじゃん。

「世間に見つかっちゃう!」感がすごいじゃん。

でもここで

SixTONESも同じ番組に出てほしい!

とか言っちゃうと、今度はスノ担さんがモヤモヤ……。

 

モヤモヤしている人を見かけると、それまで特にモヤモヤしてなかった人まで

つられてモヤモヤ……。

スノ担さんもスト担さんも、8月以降いろんな件でモヤモヤしっぱなし。

すると今度はまた別のところから

デビューできるだけありがたいと思え!

とか言われちゃったりなんかして。

はい、そうですね。仰る通りなんですけど……

あーんモヤモヤするぅっ!!

 

さて、前置きが長くなってしまいましたが、今回のブログは

「最新のメディア論についてなんとなーく考えてみることによって、

モヤモヤした気持ちが少しでも晴れれば良いなという試み」です。

なので現状「少しもモヤモヤしてないわ」という方は読まなくて大丈夫!

SixTONESを拗らせるあまりメディア戦略まで考察したくなっちゃってる重篤な方は、

今しばらくお付き合いください。

 

ですが! 最初にお断りしておきますが!

筆者はその道の専門家では全然全くありません!

一応大学でメディア論系の講義を受けたことはあるんですけど、

学問としての「メディア論」がようやく注目を集め始めた時代の話でして、

今の世界と当時ではあまりにも様相が異なります。

なのでこれから話す内容は

現代日本社会を生きている大人なら誰もがなんとなーく感じていること」

を元にした、

なんちゃってメディア論です。

ですので

間違っているところがあったらごめんなさいね!!(大声)

 

 

なぁ、みんなぁ! 「テレビ」って、なんだと思う?(cv慎太郎)

 

筆者が若かりし頃は、メディアの王様といえばやっぱりテレビでした。

「○曜日の○時は必ずテレビの前に座る」という視聴習慣が誰にでもあって、

流行りの番組を見逃すと翌日の学校や職場での話題についていけず困ったものです。

 

さて、そんなテレビ時代の寵児となったのが、皆さんご存知、SM○P先輩です。

彼らがわちゃわちゃする冠番組は毎週高視聴率を叩き出し、

ドラマに映画にCMに引っ張りだこで、顔を見ない日が無い。

別にジャニーズのファンでなくとも、

ほとんどの国民が5人の顔と名前を把握していました。

まさしく彼らは

「マス・メディア」が生んだ「マス(=大衆)」向けのスターだったのです。

 

この時代においてゴールデンタイムの番組に出演するということは、

「マス」に広く認知されるということと同義。

でも、今は2019年。

テレビって、今でもそこまで強いでしょうか……?

 

 

世は急速にスマホ時代に

 

みんな大好きYouTube

そのサービスが始まったのは、2005年のことだそうです。

そして初代iPhoneが発売されたのが2007年。

当初は「高い」だの「機能多過ぎ」だの「流行らない」だのと言われたスマホですが、

SixTONESがまだ「バカレア組」と呼ばれていた頃の2012年には、

日本国内の普及率が5割を超えました。

 

その後もグイグイと勢力を拡大するスマホ

そんな世相にあっても、ずーっと頑なだったジャニーズ事務所が、ついに2018年、

重い重ーい腰を上げてYouTubeに参入。

絶対に動かない山が動いてしまうくらい、

世の中は「インターネット中心社会」になってしまったということですね。

 

「みんなの手のひらにインターネット」という、

娯楽の可能性を無限大に広げる技術が成り立ってしまったせいで、

煽りを喰らったのは既存のメディアです。

もちろんメディアのトップ・娯楽の王様だったテレビも例外ではありません。

 

要因はスマホの登場だけではなく、他にもコンプラ問題とか色々あるでしょうが、

テレビはオワコン

なんて言葉も聞こえてくるようになりました。

まあそれはちょっと厳しすぎるご意見かなとは思いますが、

テレビがかつてほどの影響力を発揮できなくなったことは事実だと感じます。

ということは、

テレビに出ることで得られる効果も、昔とはちょっと違うかもしれませんよね。

 

 

雑誌に呼ばれるということの意味

 

スマホ時代突入以降大ピンチに陥ったのは、出版業界も同じです。

特にわかりやすくやられてしまったのが雑誌業界。

漫画雑誌なら「花とゆめ」、

音楽雑誌は「snoozer」「WHAT's IN?」、

女性ファッション誌では「GLAMOROUS」「Zipper」「AneCan」、

男性ファッション誌だと「Men's JOKER」など、

疎い筆者でも知っていた有名どころの雑誌ですら

バッタバッタと廃刊に追い込まれる事態に。

 

ところが一方、

テレビ業界は数字が取れなくなろうがスポンサーがつきにくくなろうが、

チャンネルや放送時間が減ったりはしていません。

むしろBSなんかじゃチャンネルが増えてるくらいですから面白いですね。

 

しかし、これは別に

やっぱりテレビはすげぇ!

それに引き換え、雑誌ってやばくない……?

という意味で言ってるわけではありません。

 

とんでもなく苛烈なサバイバルに突き落とされ、

周りがどんどん淘汰されていく中でも生き残った現在刊行中の雑誌は、

はちゃめちゃに強くなってる

ということが言いたいのです。

 

強い雑誌とはなにか。それは

固定客のニーズを絶対に外さない雑誌

だと思います。

一般的にファンが多いとされるタレントを起用すれば、

その号はそのファンがたくさん買ってくれるので、収益は上がるかもしれない。

しかしその起用が、毎月購読してくれていた読者の心に響かず、そっぽを向かれ、

翌月の売り上げがガクンと下がってしまっては

廃刊まっしぐら!

 

つまり雑誌を作っている人たちは、常に危機感を抱きながら、

自分たちについてくれている読者は何が好きで、何が嫌いなのか

ということをアンテナを高くして探り続けています。

さらには、雑誌のコンセプトや個性を守りつつ、

読者に新しい刺激も与えなくてはならない。

「それなんて無理ゲー?」って感じですが、

それを毎月当たり前にやっているのが雑誌業界なんです。

 

さて、冒頭でも取り上げたGLITTERさんのSixTONES表紙起用について、

筆者はTwitterでこんなことを申しました。

そう、まさにこれ。

雑誌に呼んでもらうっていうのは、こういうことなんです。

 

おそらくGLITTERさんにとっても、ジャニーズのタレントを表紙にするのは

相当な冒険なんでしょう。

それでも踏み切ったのは、

「我々の読者にもSixTONESは刺さる!」と確信してくれたから。

そしてきっとそれは、

日経エンタさんもHanakoさんもメンノンさんも蜷川実花さんも同じだったはず。

 

雑誌という

「コア」なターゲットにピンポイントで届けるメディア

に選ばれるということ。

しかもそれが多彩なジャンルに渡るということは、

並大抵のことではないと思います。

 

テレビの「マス」に比べると一見弱いような気もしてしまいますが、

それはもう昔の話。

「コア」も積もれば山となる。

「目の前にある仕事を常に全力でやるだけ」ってよく言っているSixTONESとは、

とっても相性の良いメディアだと筆者は思います。

 

 

テレビに呼ばれることの意味

 

どんなにインターネットに押されようとも、

テレビが「マス・メディア」であることに変わりはありません。

スイッチひとつで見られる気軽さがある上に、

民放に至っては無課金で365日24時間見放題!

オタクがよく言う「実質タダ」じゃなくて「本当にマジでタダ」なのが、

テレビのストロングポイントです。

 

ただやはり、その地位に胡座をかき、

「視聴者ファースト」ではない部分が目立つのも事実。

例えばいまだに埋まらない地域差とかね……。

スクール革命をいい加減全国放送にしてあげなよ、とかね……。

 

とは言えテレビだって、

急激に変わりゆく世間の価値観に合わせるための努力はしています。

特に目立つのはやはり「インターネットとの連携」でしょう。

 

最近、「視聴熱」という単語を目にすることが増えました。

これはご存知「ザテレビジョン」が独自に解析している新しい指標で、

視聴率だけでは測れない、その番組の本当の人気度を数値化する試みです。

 

「視聴熱」が注目される大きなきっかけとなったのは、

大ヒットしたドラマ、「おっさんずラブ」だと思います。

番組は深夜放送で、最終回の視聴率は5.7%にとどまりましたが、

放送時のTwitterでは「#おっさんずラブ」が世界トレンドランク1位に。

「視聴熱」はなによりもSNSでのバズりっぷりを重視するので

おっさんずラブ」はぶっちぎりの「視聴熱」を獲得しました。

それ以降「視聴熱」という言葉の使用頻度がグッと上がったような気がしているのは

筆者だけじゃないと思いたい……。

 

「視聴熱」の登場がテレビマンの意識を変えたかどうかは定かではありませんが、

現状、どこの番組も

SNSでバズれ!」

と願いながら制作や販促を行っているように見受けられます。

いまやほとんどの番組が公式Twitterアカウントを持っていますし、

そこで公式ハッシュタグを用いた番宣や実況を行い、

視聴者がよりつぶやきやすくなるような環境を整えようとしていますよね。

 

では、SNSでバズる番組を作るためにはどうしたらいいのでしょう。

身も蓋もない話になってしまいますが、一番簡単な方法は

ファンが多いタレントを番組に起用することです。

しかも「ただのファン」じゃダメです。

推しのためならダッシュで退勤キメてリアタイし、

推しの一挙手一投足に身悶えながら逐一ツイートしてくれる、

「熱心なファン」じゃないとダメです。

そんな熱気ムンムンなファンをたくさん抱えたタレントと言えば……

そうです。ジャニーズのタレントですね。

 

憶測が過ぎるぞ、って怒られるかもしれないけど、

ジャニーズさえ出しときゃバズる

って思ってるテレビ関係者は少なくないんじゃないかなぁ……。

もちろんジャニーズ以外にも強い「バズらせファン」がついてるタレントはいて、

例えばLDHの若手の人とか、2.5次元系の俳優さんとかも、

結構頻繁にトレンドでお見かけする印象です。

 

さて、ここで話を「テレビはマス・メディアである」というところに戻します。

タレントをバズり重視でゲストとして起用したバラエティ番組は

果たして「マス」向けなのでしょうか。

もちろん視聴者は一枚板ではありませんから、

ジャニーズが出ている番組はジャニオタしか見ないなんてことはありえません。

しかし、製作者側には、

ゲストタレントのファンの皆さんが喜んでくれる番組を作ろう

という意識が強く働いているはずです。

なにせバズらせなきゃなりませんからね。

 

そしてその時点で、番組のターゲットは

「マス(=大衆)」ではなく

「コア(=タレントの既存のファン)」へと切り替わります。

つまり、

テレビという「マス」を使って「コア」へと訴えかけているのです。

 

「マス」で「コア」に向けた番組をやるのはなにも珍しいことではなく、

おかあさんといっしょ」なんてそれの最たる例だと思います。

でもやっぱりゴールデンタイムの番組は一般的に「マス」向けであり、

そこに出演すればお茶の間の人気者になれる

というイメージが強い。でも今は、

スターを生み出す場所はテレビだけではなくなっています。

テレビだって雑誌業界と同じく、

ターゲット(視聴者)層を絞り込んで、

確実に「コア」に刺さる番組を作らないと

生き残っていけないのではないでしょうか。

 

 

隣の芝生はそんなにすごーく青いわけじゃない

 

 

ここまでダラダラ話してきたことをまとめると、

 

  • 雑誌は「コア」なターゲットにピンポイントで突き刺さるメディア
  • 固定の読者にそっぽを向かれるようなタレント起用はできない
  • いろんなジャンルの雑誌に起用されるのは、新規ファン獲得のチャンス

 

  • テレビは「マス」に向けて広く発信できるメディア
  • しかし近年はそこまでの波及力を誇る番組は少なくなってしまった
  • ゴールデンの番組でも、ターゲットは「コア」化している
  • 既存のファンによるバズらせが強く期待されている

 

こうしてみると、比べるべきはメディアの規模ではなく、

新規ファンをターゲットにするか既存ファンをターゲットにするか

という点なんじゃないかと筆者は思います。

 

Sn○wManがクイズ番組でわちゃわちゃを見せつけるのも、

SixTONESが有名写真家に美しい姿を撮られる(まだ見てないけど確信)のも、

どっちがすごいとか言う話ではない。

 

そりゃ雑誌よりテレビの方が、「目撃者の人数」は多いでしょう。

でも雑誌はそれを手に取った「ジャニーズには興味ない層」にも見てもらえる。

 

テレビは昔ほど「マス」ではないので、出演した=売れたとはならないのが現実。

でもテレビに出られればタレントさんは嬉しいし、既存のファンも嬉しいし、

番組がバズればスタッフもスポンサーも嬉しい、win-win-winが成り立ちます。

 

だったら雑誌にもテレビにも両方出て欲しい!

……はい、そりゃそうだ。そうなりますよ。

筆者だって本音はそうですけど、まあ、さすがに無理かなぁって。

だって今事務所は「2組同時デビュープロジェクト」を動かしているわけです。

長い歴史でもはじめてのことでノウハウもないし、

多分、これは推測中の推測ですが、

2組送り出すからと言って予算がいつもの2倍になるわけじゃない

っていう懐事情もあるんじゃないかなぁ……。

 

それを踏まえて現状のメディア露出を考えると、

Sn○wManにはジャニーズに親しみのある層を狙ったお仕事

SixTONESには未開拓の新規層を広げていける可能性のあるお仕事

がそれぞれ割り振られているように思えます。

 

そうやって別々の場所で名前を売り、

いざデビューとなったら合同両A面シングル。

既存も新規もまとめてぜーんぶ掻っ攫っちゃえ! という、

あらあら、なんて合理的な商法なんでしょう……。

 

 

隣の芝生を眺めるよりも、こっちの芝生を育てよう

 

これだけ分析っぽいことをやってみても、まあ……

モヤモヤするときはするよね。

本末転倒。

でもやっぱり肝心なのは、

「目の前にある仕事を常に全力でやるだけ」

っていうSixTONESの変わらないスタンスを、スト担も貫くことなんでしょうね。

我々もSixTONESなわけですし(ドヤ顔)

 

不満が全くないわけじゃないですが、筆者は現状のメディア戦略は嫌いじゃない。

というか、かなり良いルートに乗せてもらえたなって思っています。

それは筆者自身が「元々ジャニーズ興味ない層」だから

そう思うだけなのかもしれませんけど。

 

事務所がお金をかけられない(推定)分、

我々にできる援護射撃ってなんでしょうね。

SixTONESに新しいお仕事が決まったら、

まずは手放しで喜びましょう。

そしてお仕事の結果を見せてもらえる段階を迎えたら、

バズらせる! ご感想・ご要望を送る!

それだけでも充実したスト担ライフを送ることができそうですが、

ちょっとだけでもメディア戦略のことを考慮に入れて行動してみると、

より一層わくわくできるかもしれません。

 

さて、長くなりましたが今日はこの辺で。

最後までお付き合いいただきありがとうございました!

次回は究極の「コア」向け番組、

話題騒然のLove musicについて語ります。

朧げな記憶を辿って

書きたいことは色々あるんですが、とりあえずまずは自己紹介その2として

筆者がSixTONESに落ちた経緯を語っておこうかなと思います。

なんですが……

 

とにかく記憶が曖昧。

 

どっちかと言うと記憶力には自信がある方なんですよ。

自分に都合の悪いことはすーぐ忘れますが。

だから多分、SixTONESにハマっていった一連の事件は、

筆者の脳にとって都合の悪いことだったんだと思います。

だってハマりたくなかったし。

 

でも、ハマったことを潔く認めた今、ちょっと後悔しているんです。

ちゃんと覚えておけばよかったな。

一生に一度しかない「初見」の衝撃を、鮮やかなままで抱いていたかったな。と。

 

これ以上悔やまないためにも、ここらで一度記憶を捻り出し、

備忘録的に残しておこうと思います。

「絶対にジャニーズにはハマりたくない30代」と

「絶対に落としにくるSixTONES」による、

約五ヶ月に渡る攻防と、筆者の惨敗っぷりをご覧ください。

 

はじめてSixTONESを認識した日

 

実は、このときのことは結構はっきりと覚えています。

2019年3月某日、筆者は珍しくMステSPを見ていました。

だってアヴリル・ラヴィーンが出るって言うから。

するとそこに、ジャニーズJr.のグループだというお兄ちゃんたちが

ぞろぞろ出てくるではありませんか。

 

恥ずかしながら筆者は本当にジャニーズに疎く、

デビュー組ですら「嵐より後に出てきた人たちのことはまるでわからん」という状態。

NE○SはイッテQの手越くんがいるところ。

He○!S○y!J○MPはスクール革命。

KAT-○UNは一時期凄かった。(検索避けの伏せ字です、すみません)

これくらいしか認識していませんでした。

それなのに、デビューもしてないJr.なんて、わかるわけないじゃない。

と、この時点で完全ノーマーク。

でも「ジャニーズにしてはデケーな」とは思ってました。

 

そしていよいよ曲披露。

事前の紹介もよく聞いてなかったので、

「どうやら赤チームと青チームにわかれて戦うらしい……?」

ってことくらいしかわからないまま、始まったのが「Fire Storm」

いきなりびっくりしました。

 

あれ、なんかこの子、みたことあるぞ?

名前は、ジェシー……?

あっ! Rの法則バイリンガルの子だ!!

 

次の子は松村くん? 全然知らんけど、すごい入り込んでるな。

お次は森本くん? この子も知らんけど、やたら体格よくない?

(このときはまさか彼がスノープリンス合唱団だとは気付けるはずもなかった)

 

ん?? この子も見たことある!

Rの法則の爆モテDKの子だ!!

(名前が咄嗟に思い出せなかった上、「樹」はさすがに読めなかった)

 

あれ、おかしいな。意外と知っ……

スクール革命の髙地くんじゃんっ!!!

え?? 髙地くん、ジェシーと爆モテDKとおんなじグループだったの!?

 

……と、この時点で結構びっくりだったんですけど、最後のとどめが

京様の息子じゃーん!!!

なぜだか京様の御子息がジャニーズなのは知ってたんです。

 

てなわけで、全然知らんはずの赤チーム、

6人中4人も知ってた……。

ちょっと呆然としつつ、青チームは全員しっかりわからんことを確認。

 

待ってくれ、赤チームの名前はなんだっけ?

しっくすとーんず?

でもさっきアナウンサーの人ストーンズって言ってなかったっけ?

「ix」どこいったの?

……などという「SixTONES初見あるある」を一通りやってるうちに、

「JAPONICA STYLE」がはじまりました。 

 

曲調と言い振り付けと言い、自分が知ってるジャニーズとはなんか違う……。

そんなことは感じたのですが、如何せんあっという間に終わってしまったので、

「6人中4人も知ってる子がいるJr.のグループ(デカい)」

という印象のみが残りました。

 

 

はじめてのジャポMV

 

Mステでしきりに「タッキープロデュースのMV」と言っていたので、

「ジャニーズってインターネットやらないんじゃなかったの?」

と思いつつ検索してみたら、YouTubeに辿り着きました。

ここで初めてじっくりSixTONESを見られたわけです。

 

そのときの第一印象を正直に言います。

「おぅ……ジャニーズも必死だな……」

 

本当に本当に申し訳ないんですけど、ファーストインプレッションはこれです。

当時の自分はジャニーズのことを、

「ここ数年はLDHK-POPに押され気味」と評価していました。

なので、SixTONESのパフォーマンスを特に「EXILEっぽい」とか「韓流っぽい」とかは

思わなかったのですが、なんとなく、「そこら辺をライバル視してるんだろうな」

などと察してしまって。

 

だけどいくら必死になったところで、

強力なライバルにぶつけられるだけの人材がいなければどうにもならないわけで。

ですから第二印象は、

ジャニーズ事務所、こんな強そうなグループを隠し持っていたんですね」

でした。

 

そしてやっぱりMステのときに思ったのと同じく、

「自分が知ってるジャニーズとは随分違う」

「やはりデカい男は良い」

ということも強く感じました。

 

このときにはもう既に甥を見る伯父の気持ちになっていた(主に髙地のせい)ので、

「売れるといいね!」

とエールを送り、そっとブラウザを閉じたのでした。

 

いつのまにかスト担の掌中にいた

テレビで一回、YouTubeで一回見ただけのSixTONESに対し、

間違いなく好感は持っていたものの、然程興味を惹かれたわけではなく、

メンバーのことを調べたりなども特にせず、

「いつかまた会えたら良いね」

くらいの気持ちで過ごしていました。

で、そのうち忘れちゃうかもなぁ、なんて。

しかし、

そうは問屋が卸さない。

いや、問屋じゃなくて、

「スト担」がですけど。

 

なんか知らんけど、SixTONESめっちゃトレンド入る。

暇な時間は大抵Twitterに張り付いている民族なので、それはもうしょっちゅう、

忘れる暇もないくらい頻繁に、彼らの名前を目にするようになりました。

 

そうこうするうちに、樹の名前を思い出し、彼の兄のことも知り、

京様の御子息がエリザベート俳優(すげぇ!)だということも知り、

ジェシーがヒロミ氏の弟子になったことも知り、

慎太郎がスノープリンスだと知り、

なんだか知らず知らずのうちにじわじわと知識を植え付けられていきました。

 

そして初夏、またSixTONESがトレンドにいて、どうやらFNS歌謡祭に出るらしいと。

 

FNS、録画しました。

「べ、別にSixTONESだけじゃなくて、

他にも見たいアーティストがいるから録画するんだからね!」

っていう無駄なツンデレを発揮しながら。

 

そうして見届けたFNSジャポの感想は、

「扇子バージョンもあるの!?」

「黒衣装似合うな。やっぱりデカくて顔の整った男は良い」

「声が二重に聞こえる……?」

でした。

 

特にこの「声が二重に聞こえる」問題、自分は

「この子たちもしや、生歌をやろうとしたのか!?」

という風に捉えました。

初登場の大舞台で、デビュー前の若造が、

番組に用意された口パク環境を無視して、生歌を強行??

だとしたらなんつーかすごく……

強くない?? 気が強くない???

 

そんな戸惑いの渦中、ミュージカルコーナーも見てみることに。

実は自分、ミュージカルがどうしても苦手でして、FNS恒例のこのコーナーも、

もったいないことに早送りしてしまうことが多いのです。

ですのでちょっと薄目になって見始めたんですが……

京本大我、あまりにも歌が上手い(顔が可愛い)(デカい)

ここでようやく筆者は、今まで考えもしなかったあることに思い当たるのです。

 

もしかしてSixTONES、全員実は歌上手い?

 

なんでそれまで考えもしなかったかって言うと、理由は一つです。

彼らがジャニーズだから。

ジャニーズで歌が上手いなと思うのは、O野くんとD本剛さんとTゴマス。

あとの人たちは生歌を聞いたことがないから、判断できません。

 

ここでもし、SixTONESが生歌歌唱している動画を探すなどすれば、

話は早かったんでしょう。

でも筆者はそうしませんでした。

 

だってもし歌上手かったらハマっちゃうかもしれないから。

 

まだまだ筆者の悪あがきは続くのです。

 

 

モナリザのパンツ事件

8月頭の深夜。

トレンドに堂々と居座る「モナリザのパンツ」という謎ワード。

なんだそりゃと思ってクリックすると、

まーたSixTONES案件じゃねーか!

てかなに? オールナイトニッポン?? オールナイトニッポン出てんの!?

あの生きる伝説番組に? ジュニアが? 喋れるの??

 

半信半疑で他のトレンドワードも覗くと、あれもこれもSixTONES案件。

番組タグに至ってはなんだかとんでもねぇ件数呟かれてるし。

 

いやいやでも、どうせファンが盛り上がってるだけで、内輪受け的なヤツでしょ?

あれ、でもたしかRの法則のときの樹ってかなり喋れてたような……?

 

もしクソつまんなかったら途中で聞くのやめれば良いだけの話だ。

そんな軽い気持ちでradikoを開く筆者。

 

結論:最後まで聴いた。

 

さすがに声だけじゃ誰が誰なのかわからなかったけども、

みんな滑舌が良くて聞きやすい声で、

ちゃんと仕切れる子がいて、

物怖じせずボケまくる子が複数いて、

すかさずツッコミも入って、

アイドルとしてギリギリのラインの「お下」を攻め、

しっかりオチもつける、

想定外に完成度の高いトーク

そしてなにより、

「絶対に爪痕残してやるぞ」という気概をひしひしと感じた。

 

この日を境に、筆者の記憶が曖昧になるのであった。

 

 

ああ、夏休み

 

8月8日のデビュー発表はトレンドで知った。

「同時」の意味はよくわからなかったけど、おめでとうと素直に祝福した。

 

この頃、家族が夏休みに入り、出払っていて、筆者は家にひとりだった。

束の間の自由を謳歌していた。

8月9日20時から生配信があると知った。

普段であれば家事に追われ絶対に見られない時間帯である。

缶チューハイを開けて、ストラジ生配信を見た。

動くSixTONESも面白かった。

 

その日の夜から、公式と非公式のパフォーマンス動画を、

YouTubeに薦められるままに見まくった。

やっぱり歌上手いじゃねーか! ってなった。

てかなにこの完成度の高さ!? ってなった。

 

いつのまにか夏休みは残り僅かになっていた。

本当は積んでる本を読んだり、モンハンをやったりしたかった。

なのに気が付けばJr.チャンネル時代の動画を全制覇していた。

 

この頃の筆者のTwitterには、

「正気を失っている」

「いやだ、そっちには、その沼にだけは入りたくない」

「どんなに水質が良さそうでも、立地が悪くて辿り着けない沼だってあると思……」

「正気がどっかいったまま帰ってこない」

などの文言が並ぶも、フォロワーにスノ担や傷心のエイターさんがいるので、

迂闊にSixTONESの名を出すわけにはいかなかった。

 

辛抱堪らずSixTONES垢を作った。

気が済むまで吐き出したら撤退しようと思っていた。

それから三ヶ月。

総ツイート数は既に1300を突破しているらしい。

 

 

参りました

 

 

友人に送ったLINEを読み返してみたところ、

どうやら自分は8月末には陥落宣言をしていた模様です。

「へー、そうだったんだー」と他人事のように思ってしまう程度には、

記憶がぶっとんでます。

 

悪あがきをしながらも、結局ズドンと落ちてしまったのは、

なによりもSixTONES自身の魅力が半端なかったから。

でもこうして経緯を振り返ると、ことあるごとにトレンドを牛耳ってくださった

先輩スト担さんたちの力が相当大きかったのだと痛感します。

 

正直ジャニオタに良いイメージはありませんでしたし、

今でも若干悪いイメージの方が勝っているかもしれない。

でもスト担さんに限っては、

(もちろんとんでもなく日本語通じない理不尽オタクもいるにはいるんでしょうが、)

大変素敵なファンダムだと思っています。

だって、推しのSEO対策に乗り出すオタクはじめて見たもん……

なにかあるとすぐ大喜利大会はじまるし……

SixTONESのこと褒めるツイートするとめっちゃいいねされるし……

 

元々極度の人見知りのため、Twitterもこのブログも、

誰かとの交流を目的に開設したものではありません。

でも、常に画面の向こうにいるたくさんのスト担さんの存在を感じながら、

毎日楽しく過ごしています。

これからも沼のすみっこで細々と独り言を吐き出し続けますので、

温かい目で見守っていただけましたら幸いです。

 

長くなりましたが今日はこの辺で。

次回はテレビと雑誌に関するメディア論モドキっぽいお話ができたらと思います。

はじめましてのご挨拶

どうもこんばんは。

松ぼっくりと申します。

長年に渡り、主に週刊少年ジャンプやソシャゲを嗜む二次元オタクをやっておりました。

 

いや、さすがに、過去形にはしたくないので、一応「やっております」と言い換えましょう。

二次元沼は時に酷く濁ることはあるものの、自分が居た場所は比較的安定した水質で、狭く、深く、それなりに楽しく溺れていたのです。

そして同じ沼の住人には、片足をジャニーズ沼に突っ込んでいる方々も多くいらっしゃいました。

当時の自分は彼女たちのことを、「大変だなぁ」と口には出さずに、そっと見守っておりました。

遠目に見ながら、「あの沼には絶対に近づかんとこ」と心に決めていたのです。

 

そうやって堅く誓うまでもなく、そもそも、毛頭興味がありませんでした。

寧ろちょっと嫌いなくらいでした。

それなのに、このSixTONESという名の沼は、じわじわと確実に足元に忍び寄っていて、気付いた時には水面が頭上に見える始末。

この辺りの詳しい経緯は、のちほど日を改めてお話しいたしましょう。

とは言っても、記憶が飛び飛びで定かではないのですが……。

 

募る想いを吐き出す為の壺が欲しくて、Twitterをはじめてから約三ヶ月。

早くも字数が足りなくなり、ブログを開設するに至りました。

今後は「非ジャニオタ」としての視点から、この沼に来て驚いたこと、考えたことなどを綴っていく予定です。

「我こそは生粋のジャニオタなり!」と仰る方にとっては、耳の痛い話も出るかもしれません。

そういう場合には都度都度冒頭でお知らせいたしますので、気分を害されることのないよう、何卒御自衛くださいませ。

 

尚、本日ははじめましてのご挨拶ですので、このように極力丁寧な語り口を心がけましたが、本来はもっと口の悪い人間です。

思いのままに書き殴ったような文章を晒すこともあるかもしれませんが、どうぞご容赦くださいませ。

 

それでは今夜はこの辺で。

どうも松ぼっくりでした。