松毬コロコロすとーんず沼に落ちちゃった

非ジャニオタによるスト担体験記

Love music×SixTONESに見たマーケティングの可能性

どうも。

ブログに書きたいことが多すぎて睡眠時間ぶっ飛び気味の松ぼっくりです。

スト担の皆皆様におかれましては、ちゃんと寝てます?

特に日曜の深夜、眠れました?

筆者は完全に”夜明けまでLet the music rock”でした。

 

放送日時が異なっていた地域の皆様、無事にらぱぱんできましたか?

まだできてなかったらネタバレになっちゃって申し訳ないんですけど、

堪え性が無いので早速「Love music」について振り返りたいと思います。

 

 

新星にも程がある!

ついに「ジャニーズの新星」として「Love music」に放たれたSixTONES

圧巻でしたね。

 

まず紹介VTRが思いの外長くて、いろんな映像を丁寧に繋いでくださっていて、

この時点で感動。

使ってるのは単独アーティストチャンネルのドライブ企画なのに、

右上には「提供:ジャニーズJr.チャンネル」とか書かれちゃってるあたりは

「そういうとこだぞふじてれび〜〜〜!」

ってなりましたけど、愛は感じました。ありがとうございます!

 

そしてインタビュー。

若干緊張気味の6人にこちらの背筋まで伸びましたが、

相変わらずのブレないコメントを力強く言い切ってくれて、

とても誇らしい気持ちになりました。

普通6人もいたら2、3人喋らず相槌打ってるだけの人がいてもおかしくないのに、

全員均等に喋りましたね。

他所行きの顔はしてても、そこはさすがおしゃべりモンスターでした。

 

ライブは、なんかもう、

すんげぇかっこよかったなぁーって。

語彙力溶け過ぎなんですけどしょうがない。

音の被せは相変わらず気になるところですが、

先輩デビュー組でもほとんどやってない生歌をやらせてもらえるようになるには

まだちょっとかかるのかなぁとか思いました。

トークでは神妙にしてたのに、曲始まったら別人のように堂々としちゃって。

音楽が鳴ってるときのSixTONESは無敵!

ってテンション上がりました。

 

装置も照明もはちゃめちゃにかっこよくて、

これがSixTONESで、これがRAM-PAM-PAMです!

って感じの見せ方をしてくださいました。これにはもう

「さすがフジテレビー!!」

って。やっぱり音楽班の強さは健在ですね。

 

あっという間に終わってしまった放送直後も、

Twitter、しばらく盛り上がってましたね。

なんてったっていろんな人たちにSixTONESが刺さっちゃいましたから。

もちろんパフォーマンスもすごかったけど、この現象がなによりも嬉しくて、

一睡もできなかった要因は寧ろこっちにあったんじゃないかって。

だっていろいろ考えちゃったんですよ。

今後のマーケティングの展望とか……。

 

感想はこの辺にして、今日も長い話を始めます。今回は

地上波音楽番組の現状と、

ほぼ確定したかもしれない「SixTONESが刺さりやすい層」について考えます!

 

 

音楽番組の思い出

 

前回の記事では「マス」だの「コア」だのっていう話をしつこいくらいしました。

ma2boxxxxxx.hatenablog.com

読んでねーよって方も多いと思いますので掻い摘んでまとめると、

  • テレビは「マス・メディア」だが、「マス(=大衆)」に向けた番組は減り、「コア」向けの番組が増えている傾向にある
  • 「コア」向けのメディアに出演・掲載されることは、「マス」に比べれば地味で地道かもしれないが、新たなファン層を開拓する上では有効である

なんていう辺りを把握しておいていただければ大丈夫です。

 

さて、ここからは急に思い出話に移ります。

筆者が若かりし頃、まだテレビが一番強かった時代、

ゴールデンタイムの「マス」向け音楽番組にみんな夢中でした。

Mステ・うたばん・HEY!HEY!HEY!の三強時代です。

当時は音楽業界も元気でしたからね。

これらの人気番組からたくさんのスターが生まれたわけです。

 

ところが2019年現在、生き残っているのはMステのみ。

うたばんは2010年、HEY!HEY!HEY!は2012年に終了してしまいました。

当時「終わっちゃうらしい」と聞いたときは寂しい気持ちになったのですが、

じゃあその頃毎週ちゃんと見てた? って訊かれたら、見てませんでした。

小中高生のときは必死で見てたのにね。

 

筆者がゴールデンの歌番組から離れてしまった要因は、まずは単純に

大人になって忙しくなったから。

それに加え、

出演者のラインナップが自分の好みと合わなくなってきたから

というのもありました。

 

筆者は元々バンドが好きです。

自分たちで作った曲を、自分たちの楽器で演奏する人たちが好きです。

とは言っても別に詳しくもなんともなくて、

よく聴いたのはミスチルとかアジカンとかWEEZERとか東京事変とかの有名どころ。

最近だとマンウィズとかKingGnuとかも気になってはいるけれど、

なんかハマるタイミングを逃しちゃいました。

「広く浅くバンドサウンドを聞き流していたい人」だと思ってください。

 

話をうたばんとHEY!×3に戻します。

この番組はふたつとも共通して、

ライブパフォーマンスとトークバラエティの融合

というところに力を入れていました。

となると強いのはやっぱりアイドルや、いじりやすい個性のソロシンガーです。

 

バンドマンってほら、基本的に喋れないじゃないですか。

上手く会話で表現できないから歌ってるみたいな人多いし。

喋らせてみたら「こいつやべぇぞ……」ってなる人も多いし。

もちろん例外もいましたけどね。ミスチルとか結構喋ってたし(主にドラム)。

だけど喋れるベテランバンドに限って、だんだんテレビ露出を減らす……。

 

うたばん・HEY!×3の晩年は、

ゲストの多くがアイドルに占められていた印象があります。

ジャニーズを筆頭に、AKBグループやK-POP

アイドルじゃないけどLDH系、といった具合で。

生ライブを信条にしていたMステですら、「今週はバンド0」って日が増え、

いつのまにか口パクも解禁されてしまい、VTRコーナーの時間が伸び……

愚痴っぽくなってしまいましたが、

そんなこんなで筆者はゴールデンの歌番組から離れました。

今では、気になる人が出ている時だけMステを見る程度です。

 

 

音楽番組の「マス」と「コア」

 

現役のレギュラー音楽番組で「マス」への波及力が残っているのは

やっぱりMステでしょう。

しかしこれも今秋の枠移動の影響でどう転ぶかはまだちょっとわかりません。

 

レギュラー番組の減少が要因かはわかりませんが、ここ数年各局は

夏休みや年末などに放送される「大型音楽特番」に力を注いでいますよね。

長時間化が著しく、最初は3時間スペシャルでも長いと思ったのに、

5時間、7時間、10時間……と、歯止めが効かない感じになっていて面白いです。

 

伝統ある「FNS歌謡祭」を筆頭に、

日テレ系の「ベストアーティスト」(THE MUSIC DAYに名称変わったのかな?)

TBS系の「音楽の日

テレ朝系の「ミュージックステーションウルトラFES」

そしてNHK紅白歌合戦

このあたりの番組はあらゆる層が見ますから、

「マス」向けであると断言できるでしょう。

 

さて、一方深夜帯の音楽番組もなかなか面白い感じになっています。

老舗の「COUNT DOWN TV」は幅広いジャンルのアーティストが登場しますが、

NHK「SONGS」は1組のアーティストを深く掘り下げるまさに「コア」向け。

日テレ系「バズリズム」は、普段あんまりテレビに出ない大物を

がっつりトークコーナーに引っ張り出したりしたかと思えば、

マニアックな無名バンドを次々紹介し、でっかいフェスも主催しちゃったりして、

「深夜にしてはめちゃめちゃ元気だな?」って印象があります。

そしてもうひとつ。

今回大変お世話になりましたフジ系「Love music」も、興味深い番組です。

 

 

「ギリギリで地上波」な「コア」番組

正直に申告すると、

筆者は「Love music」を3回(4回?)しか観たことがありません。

はっきり覚えているのは、

慎太郎が「監察医 朝顔」の番宣で刑事感を出していた回と、

予告目当てで見た先週、

そしてSixTONES出演の今週です。

 

たったの3回と、あとは補足でちょっと調べただけなんですが、

それだけでもはっきりとわかってしまうほど、

「Love music」のメインターゲットはギュッと絞られているような気がします。

それは

「バンド好き」の人たち

なのではないでしょうか。

 

短い動画コーナーも合わせると、1時間の中で紹介されるアーティストの数は

数えてないけど相当多い。

そしてそのほとんどがバンド。

ライブアーティストに選ばれるバンドも、

期待の新人から燻銀のベテランまで実に多彩です。

ストレイテナーめちゃめちゃ懐かしかった……大昔に横アリで見たなぁ……。)

 

もちろんバンドだけじゃなく、ソロのシンガーソングライターの方も多いようです。

それに先週のBiSHさんのようなアイドルも。

でもBiSHさんって名目上はアイドルだけど、ものすごく攻めていて、

アイドルらしい振る舞いよりも、

楽曲の良さや音楽表現の巧みさで注目されている人たちですよね。

 

まあ要するに、バンドであれシンガーであれアイドルであれ、

「Love music」のキャスティングは

「コア」でマニアックな音楽ファン(とくにバンド好き)に刺さること

を念頭においてなされているような気がします。

そう考えると、

ジャニーズの異端児SixTONESが呼んでいただけたのも納得。

 

ここで余談ですが、MCを務めている森高千里さんについて。

森高さんってどうしてもあの美しいお顔と美脚、そしてミニスカ! って印象が強く、

往年のスーパーアイドル(まだ現役)って思われがちかもしれませんが、

実は作詞作曲にギター、ベース、ピアノにドラムとなんでもできちゃう

ガッッチガチのミュージシャンでいらっしゃいますからね。

音楽性重視の番組MCにピッタリの御方です。

 

さて、今週の「Love music」に話を戻します。

筆者がSixTONES以外で一番強いインパクトを受けた場面が、冒頭にありました。

トークゲストとして来ていた若手の俳優さんと女優さんに対し、

アンジャッシュ渡部さんがいきなり雑なフリで番宣を促しましたね。

ちゃっちゃと番宣終わらせて、本題の音楽の話をはじめろ!

とでも言わんばかりに。あれにはめちゃめちゃ笑ってしまいました。

 

その指示通り秒殺で番宣を終わらせたゲスト2人は、

残り時間丸々、本当に音楽の話しかしませんでした。

しかも間宮さんに関しては? ライブハウスでSuchmosと友達になった?

え? 対バンしたの? がちがちのバンドマン(元)じゃん!

びっくりするとともにすごく好感度が上がりました(チョロい)。

そして同時に

どんだけマニアックな番組だよ……と。

 

そこまでいったらもういっそ番宣なんて呼ばなきゃいいんじゃないの?

って思うんですが、多分そこが番組が地上波にとどまっておける鍵。

番宣ゲストを呼ぶのをやめてしまうと、

「局に対する貢献度」みたいなバロメーターがグンと下がって、

BSフジにお引越しさせられてしまうんじゃなかろうか……?

「Love music」は、

地上波でいられるのがギリギリなレベルで「コア」な番組だと言えるでしょう。

 

 

薄々そんなような気はしていた……

三ヶ月前、散々悪足掻きしながらも結局SixTONESにずどーんしてしまった筆者。

今まで見向きもしなかったジャニーズに突然ハマったことに困惑し、

似たような目に遭っているお仲間はいないだろうか

と、半ば藁にも縋る思いで探していました。

すると……

いるわいるわ、結構いる。

 

Twitterで検索するとちょいちょい引っかかるし、

ハマった経緯まで事細かにブログに書いてらっしゃる方もかなり。

首捥げるんじゃねーかってくらい頷きながら拝読させていただきました。

 

そうして過ごすうち、筆者はなんとなく、あることに気付きます。

「いろんな沼の住人がSixTONESに落ちているが、

特に多い沼ジャンルがあるぞ」と。

その3大沼が、

ハロプロ・バンド・二次元

です。

 

もちろん統計を取ったわけじゃないですからデータなんぞありませんが、

「あー、わかる」って思いません??

なんだかやたらみかけるんですよ。

モー娘。やアンジェルムから来たみなさん。

ロキノンに青春捧げたキッズや、敬虔なバンギャのみなさん。

あとやたらツイートにキレのある二次元オタ……。

 

もし筆者のこの仮説が正しくて、

バンド好きにはSixTONESが刺さりやすい

という傾向があるのだとすれば、

その層を狙って製作されている「Love music」出演は大きなチャンスだぞ……?

そんなことを密かに考えながら迎えた放送後、筆者は叫びました。

「やっぱりね!」って。

 

SixTONESは、圧倒的にビジュがいい。

その上キャラも立っていて、サービス精神も旺盛。

三拍子揃った、歴としたジャニーズアイドルです。

でもやっぱりどうしても、

異常な程に楽曲が良い。

そしてその楽曲を表現するセンスとスキルが半端ない。

普段バンドとか洋楽ばかり聴いている耳の肥えたお客さんの目にも、

アイドル<<<アーティスト

として映るんだと思います。

ジャニーズ事務所、とんでもない秘密兵器隠し持ってやがった!」

ってなるんだと思います。

 

些か強引ではありますが、 

SixTONESはバンド好きに刺さりやすい」

というのは、ほぼ確定で良いんじゃないでしょうか……?

 

 

ターゲットは絞れた

どの層に刺さるかがわかったら、マーケティング戦略も考えやすくなります。

いやいや、なんでいちファンのお前がそこまで考えるんだよ!

って話なんですけども。

夢が広がっちゃってしょうがないので、もうちょっと喋らせてください。

 

まずは今後出て欲しいテレビについて。

筆者の一押しは前述の「バズリズム」です。

この番組も「Love music」と近い視聴者層を有していると思われますが、

バラエティ色が強めで、ジャニーズの先輩も多く出演しています。

トークに呼んでもらえれば、面白い方のSixTONESも知ってもらえますしね。

 

そしてデビューしたら「Love music」にもう一回出て欲しい。

今度はトーク付きで、がっつり音楽の話をしてほしい。

みんな好きな音楽バラバラだから絶対楽しいよ。

 

もちろん「FNS歌謡祭」にも出て欲しいですけども、

「FNSは見ないけどLove musicは見る」みたいなことを言う層にこそ

逆に刺さりやすいような気がするんだよなぁ……。

 

あとはいつか「Mステ」で生放送・生歌をぶちかまし

心臓の強さ見せつけて欲しい。

 

次は雑誌。

お願いだから早く「ROCKIN'ON JAPAN」に見つかってくれ!!

欅坂の平手ちゃんみたいに!!

それから「音楽と人」も!!

こちらのサイトに書いてある「音楽と人」の紹介文、

www.fujisan.co.jp

ロックを中心に取り上げながらも、アイドルや俳優など、意思を持って唄うアーティストを積極的に取り上げ、その<人間力>を強く伝えようとしている音楽雑誌です。

こんなのSixTONESにぴったりじゃん!

 

音楽雑誌に載ってその購買層の人たちに「おっ?」ってなってほしいし、

なにより筆者が楽曲制作の話が聞きた過ぎて堪らないので

本当にどうにかならないだろうか。

 

あと今初めて知ったんですけど、ジャニーズ御用達の

「QLAP!」と「BEST STAGE」も出版社は「音楽と人」でしたね。

本当にどうにかならないだろうか。(二度目)

 

そしてゆくゆくは……

フェスに出て欲しい!!!!!!(大声)

 

少クラでRAM-PAM-PAMが初披露されたとき、

筆者はこんなツイートをしました。

 

これに似たことが日曜の深夜のテレビで起こったと思うんですよ。

「今週はジャニーズも出るんか」って特に注視もせずスマホとかいじってた視聴者が、

RAM-PAM-PAMのサウンドで顔を上げて、

「え!? これホントにジャニーズ!?」ってなった。

SixTONESかっこいいじゃん!」ってなった。

ほぼ妄想ですけど!!

あながち外してはないと思う!!

 

野外ステージで青空の下、超満員のオーディエンスを揺らしまくる6人の大男。

……見えたな。

 

 

描ける夢はきっと叶うかな

この手の妄想が大好物なのでひとりで勝手に盛り上がってしまいましたが、

そもそもそのためのブログなので。

巻き込まれてしまった読者の方には申し訳ないです。

 

一度誰かが大規模に調べてくれないかなぁ。

スト担がストにハマる前にハマっていた

or現在も同時にハマっている沼のジャンル。

おそらくほとんどは生粋のジャニーズファンの方々なんだろうけど、

もし1000人くらい回答集められたら結構面白そうだなって。

「この層に刺さるなら、この番組に要望出そう!」

って参考にできたりするかもしれないし。

あとデビュー前の今とデビュー後に同じ調査して結果比べるのも面白そう。

誰かやってくれないかな(他力本願)

 

 

さて、長くなりましたが今回はこの辺で。

次回ですが、今度はちょっとドキュメンタリー色の強いレポートをば。

実は今週末、ジャニーズとは無縁の人生を送ってきた友人を招いて、

字数にして15000字、パワポスライド80枚超えの

ガチ過ぎるSixTONESプレゼン大会を開催する予定なので

そのご報告ができたらと考えております。

友人の反応がイマイチ、っつーかドン引きされたらお蔵入りです!

全然違う話が始まったら察してください。

プレゼン頑張ります!